k9cop
yのインストール †
k3bというLinux用のCD/DVDライティングソフトからたどり,k9copyというLinux用のDVDコピーツールを見つけました.片面2層を1層分の容量にあわせて調整することができ,かつメニュー・音声・字幕もそのままに保てるとの事でした.
開発環境の準備 †
KDEやQtなどのバージョンが足りないので,kde-redhatからパッケージをインストールする.
私の環境(x86_64)ではバイナリのパッケージはうまくインストールできなかったので,src.rpmをダウンロードして再コンパイルしてインストールすることにしました.
yumでのsrc.rpmのダウンロード †
kde-redhatではwebにsrc.rpmをつるしていないようなので,yumdownloderを使いダウンロードする.
- yum-utilsをインストールする
# yum install yum-install
- repositoryにkde-redhatを追加する.
kde-redhatのRedHat? Enterprise用のkde.repoをダウンロードして/etc/yum.repos.d/kde-redhat.repoとして保存する.- PGP公開鍵のインストール
# rpm --import http://kde-redhat.sourceforge.net/gpg-pubkey-ff6382fa-3e1ab2ca
- PGP公開鍵のインストール
- yumdonloaderで関連するパッケージのsrc.rpmをダウンロードする.
$ yumdownloader --source kdelibs $ yumdownloader --source kde-i18n-Japanese $ yumdownloader --source qt $ yumdownloader --source OpenEXR $ yumdownloader --source arts $ yumdownloader --source jasper $ yumdownloader --source kde-config $ yumdownloader --source kde-filesystem
- src.rpmのリビルド・インストール
順番は忘れましたが,順次リビルドをしてからインストールをする.$ rpmbuild --rebuild name.src.rpm # rpm -Uhv ~/rpm/RPMS/<dir>/name.rpm
- 二重にインストールされている場合
私の環境では何故かkdelibsなどは同じバージョンのパッケージが2つ登録されており,インストールもアップグレードもそのままではできませんでした.無理矢理アップグレードをしてなんとかそれらしくしました.# rpm -qa | grep kdelibs kdelibs-<old> kdelibs-<old> # rpm -Uhv --force kdelibs-<new>.rpm # rpm -qa | grep kdelibs kdelibs-<new> kdelibs-<old> # rpm -e kdelibs-<old> # rpm -Uhv --replacepkgs kdelibs-<new>.rpm kdelibs-<new>
- 二重にインストールされている場合
- その他のインストール [#k2448738]
上記をリビルドするのにいくつか必要な開発環境がありましたが,CentOSのレポジトリからyumでインストール可能でした.以下は私の環境で追加したパッケージです.fltk-devel freeglut-devel nas-devel lua xdg-utils
k9copyのコンパイル †
configureでKDEのライブラリが足りないと怒られる.configureスクリプトとconfig.logを良く観てみると,KDEのライブラリのPATHに64ビットによるPATHの変化への対応が含まれていない.configureを編集して対応する.
- 編集前(L29115)
kde_incdirs="/usr/lib/kde/include /usr/local/kde/include /usr/local/include /usr/kde/include /usr/include/kde /usr/include /opt/kde3/include /opt/kde/include $x_includes $qt_includes"
- 編集後
kde_incdirs="/usr/lib${libsuff} /usr/lib/kde/include /usr/local/kde/include /usr/local/include /usr/kde/include /usr/include/kde /usr/include /opt/kde3/include /opt/kde/include $x_includes $qt_includes"
後はお決まりの通りにコンパイルしてインストールする.
$ ./configure $ make # make install
DVDのリッピング †
DVDからHDDに圧縮などせずにそのままコピーするツールもついでにインストールする.今まではdvdbackupを使っていましたが,CentOSではコンパイルに失敗するのでこちらを使う事にしました.
vobcopy