ubuntu/MP600

Canon MP600の設定

参考

Canon MP600 をUbuntu上で使用する

印刷機能

ドライバの入手

Canonのサイトからcnijfiler-commonとcnijfilter-mp600をダウンロードする.

ドライバのインストール

  • 下準備
    必要なパッケージをインストール

    $ sudo apt-get install alien libxml1 libpng12-0 libpng12-dev libgtk1.2 libgtk1.2-common

    よく理由はわかりませんがDebianプリンタドライバパッケージのドライバをインストールする。

    • /etc/apt/source.listに以下を追記する
      deb http://mambo.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~takushi/ubuntu ./
    • ドライバのインストール
      $ sudo apt-get update
      $ sudo apt-get install libcnbj-2.6 bjfilter-2.6 pstocanonbj
  • Canonドライバのインストール
    変換したドライバをインストールする。

    $ sudo alien --script cnijfilter-common-2.70-1.i386.rpm
    $ sudo alien --script cnijfilter-mp600-2.70-1.i386.rpm
    $ sudo dpkg -i cnijfilter-common-2.70-2.i386.deb
    $ sudo dpkg -i cnijfilter-mp600-2.70-2.i386.deb
  • 必要なライブラリにシンボリックリンクを張る
    $ sudo ln -s /usr/lib/libtiff.so.4 /usr/lib/libtiff.so.3
    $ sudo ln -s /usr/lib/libpng.so /usr/lib/libpng.so.3
    $ sudo ln -s /usr/lib/libxml2.so.2 /usr/lib/libxml.so.1
    $ sudo ldconfig
    $ sudo /etc/init.d/cupsys restart

プリンタの設定

XFaceのメニューから「Applications」-「設定」-「印刷」でプリンタ設定のダイアログを表示する。
「新規プリンタ」をクリックして、デバイスの選択では「USB_Printer_1_with_status_readback_for_Canon_IJ」を、ドライバの選択ではPPDファイルを選択から「/usr/share/cups/model/canonmp600.ppd」を入力する。名前は適当に(mp600にしました)つける。

  • 純正プリンタユーティリティ
    純正プリンタユーティリティが文字化けをするので、/etc/gtk/gtkrc.ja.utf-8を作成して以下を追加する。

    style "gtk-default-ja-utf8" {
    fontset = "-adobe-helvetica-medium-r-normal--14-100-100-100-p-76-iso8859-1,\
    -ricoh-ms mincho-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0,\
    -misc-fixed-medium-r-normal--14-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0,\
    *-r-*"
    }
    class "GtkWidget" style "gtk-default-ja-utf8"

    プリンタユーティリティを機動する

     cngpij -P mp600

スキャン機能

純正のScanGear? MPとsaneの両方を試してみました.
ScanGear? MPはプレビューをしただけでSegmentation faultを起こします。まともに使えませんでした。
saneもA4サイズを300dpiでスキャンすると落ちてしまいます。しかし、プレビューや小さいサイズなら安定して動いています。

sane

ドライバのインストール

Scanner utility and SANE backend for Canon PIXMA MP seriesからmp150-0.13.1.tar.bz2をダウンロード
適当な場所で解凍してビルドをする

$ tar jxvf mp150-0.13.1.tar.bz2
$ make

プリンタに電源をいれて接続をしてインストール

$ sudo make install

質問にyesで答えて実行していくと、スキャナを見つけて設定も行ってくれる。

動作テスト

試しにスキャンをしてみる

$ ./scan output.pnm

スキャンボタンを押してくれなどと聞かれるので、原稿をセットしてスキャンボタンを押下する。うまく動いて画像ファイルが作成されればOK.
xsaneやeikazoをインストールするとGUIで操作が可能になる。

ScanGear? MP

ドライバの入手

Canonのサイト ScanGear MP for Linuxからcnijfiler-commonとcnijfilter-mp600をダウンロードする.

ドライバのインストール

$ sudo alien --script scangearmp-common-1.00-1.i386.rpm
$ sudo alien --script scangearmp-mp600-1.00-1.i386.rpm
$ sudo dpkg -i scangearmp-common_1.00-2_i386.deb
$ sudo dpkg -i scangearmp-mp600_1.00-2_i386.deb
  • 一般ユーザもツールを機動できるようにする
    /etc/udev/rules.d/10-udev.rulesを作成し下記を追記する。

    # scanner devices
    KERNEL=="sg0", GROUP="scanner"

    GROUPのところは実際に使用したいユーザグループに変更する。

追加のライブラリインストール

$ sudo apt-get install libpng3