目的 †
HDDのトラブルに見舞われて大量のデータを紛失しました.バックアップの大切さを改めて実感しました.RAIDにあるようにRAID5からRAID1にして信頼性をあげるとともに,別途バックアップをとることにしました.
もう一台のPCにHDDを寄せ集めLVMで大きなボリュームをつくり,そこにrsyncでコピーをしています.
参考 †
LVM構築について
特集:LVMによるディスクパーティションの動的化(後編)
LVMの構築 †
- LVMのインストール
VineのkernelはLVMのパッチが当たっているようですが,LVMのツールがインストールされていませんでした.
redhatからlvm_1.0.8.tar.gzをダウンロードしてインストールしました.
# tar zxvf lvm_1.0.8.tar.gz # cd LVM/1.0.8 # ./configure # make # make install
- パーティションIDの変更
パーティションIDを Linux LVM(8e) に変更する
# fdisk /dev/hdb コマンド (m でヘルプ): t 領域番号 (1-5): 1 16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 8e コマンド (m でヘルプ): w
同様にしてhdc1のパーティションIDも変更
- PVとして構築
# pvcreate /dev/hdb1 # pvcreate /dev/hdc1
- VGの構築
# vgcreate vg01 /dev/hdb1 # vgextend vg01 /dev/hdc1
- LVの構築
# lvcreate -L160G vg01
- ファイルシステムの作成
# mkfs.ext3 /dev/vg01/lvol1
- mount
fstabへの記述追加
/dev/vg01/lvol1 /home ext3 user,auto,exec 0 0
vineの場合LVMを起動時に作成してくれないので,/etc/rc.d/rc.sysinitを編集
# Mount all other filesystems (except for NFS and /proc, which is already # mounted). Contrary to standard usage, # filesystems are NOT unmounted in single user mode. /sbin/vgscan ←追加 /sbin/vgchange -a y ←追加
LVMの拡張 †
LVMで作成したパーティションも手狭になってきたので,HDDを追加しました.
- パーティションIDの変更
作成じと同じです./dev/hde1と/dev/hdf1を作成
- PVの構築
# pvcreate /dev/hde1 # pvcreate /dev/hdf1
- VGの構築
# vgextend vg01 /dev/hde1 # vgextend vg01 /dev/hdf1
- LVの拡張
lvol1をアンマウント
# umount /home
拡張
# lvextend -L+150G /dev/vg01/lvol1 # lventend -L+96B /dev/vg01/lvol1 -L+150.96Gと一度に拡張しようとすると失敗しました.
ファイルシステムの拡張
ディスクをチェック
# fsck -f /dev/vg01/lvol1
サイズ変更
# resize2fs /dev/vg01/lvol1
ディスクの取り外し †
- 対象をアンマウント
# umount /home
- LVの使用容量を減らす
# lvreduce -L-80G /dev/vg01/lvol1
- 外したいディスク内容を移動
# pvmove /dev/hdf1
- 対象ディスクをVGから外す
# vgreduce vg01 /dev/hdf1